EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

藤本 博志 教授

柏キャンパス

システム制御・宇宙
制御・システム工学
電力工学・電力変換・電気機器
航空宇宙工学
機械力学・制御
知能機械学・機械システム

制御のチカラで世界が変わる! ~電気自動車,ワイヤレス給電,応用制御,電気飛行機~

研究分野は制御理論とその応用,モーションコントロール, ナノスケールサーボ,ロボティクス, 電気自動車の運動制御,非接触給電,パワーエレクトロニクス,eVTOL・ドローン・電気飛行機の制御などです。

研究分野1

ナノスケールサーボ制御

半導体や液晶パネルの製造に用いられる露光装置、金属の切削加工に用いられる工作機械、工場の自動化に用いられている産業ロボットなど、現代の豊かな社会を支える幅広い応用先に対して、制御工学を駆使して高い性能を実現するための研究を行っています。工業生産に欠かせない高速・高精度位置決め制御、ヒトとロボットの共同作業に向けた柔らかいロボットを実現する力制御、賢いインバータ駆動によるモータドライブの高性能化、データ駆動の最適化と機械学習による制御器の自動設計など、先進的な研究を行っています。企業との共同研究も積極的に行っており、研究成果は製品に応用されるなど、社会との関わりを強く感じることができます。
研究分野2

電気自動車の制御と走行中ワイヤレス給電

近年電気自動車は環境問題の観点から注目を集めていますが、充電時間の長さなどバッテリーによる問題がその普及を妨げています。そこで道路に埋設したコイルから走行中の電気自動車に磁界を用いて給電する「走行中ワイヤレス給電」という技術が研究されており、本研究室では制御・回路・コイルの各要素からアプローチしています。また、電気自動車の運動制御や振動抑制制御の研究も行っています。実験機は豊富にあり、実用を想定したコイル・回路をはじめ、受電コイルが動く走行中ワイヤレス給電を模したベンチや、実際に走行して給電できるフルスケールの実験車両などを用いて研究しています。また社会連携講座を開設するなど、企業との共同研究も盛んに行っています。
研究分野3

電動飛行モビリティの運動制御と無線給電

研究開発が盛んに行われるドローンや空飛ぶクルマなどの電動航空機に対し、制御工学やパワーエレクトロニクスを適用することで、安定性向上・航続距離延長を目指す研究を行っています。内燃機関より100倍速い電動モータの応答性を利用した飛行制御や、無線電力伝送を用いた飛行中のドローンへの電力供給など、幅広いトピックに渡る研究が行われています。ドローンの実機を複数保持し、キャンパス内やキャンパス近くのドローン飛行施設で実験検証を気軽に行うことが可能です。近年は企業との共同が盛んに進んでおり、ドローンや空飛ぶクルマというホットトピックの開発の最前線で研究をしています。
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