EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

カリキュラム・講義系統図

1S - 2Sセメスター

駒場で学ぶ電磁気学や微積分・線形代数などは、EEICで学ぶ学問の礎となります。
また、EEICの教員によって総合科目や全学体験ゼミナールなどが開講されており、進学選択を前にEEICの学問の一端に触れることができます。

2Aセメスター

2Aセメスターでは、EEICの学問の基礎となる分野を主に扱います。電子情報工学科と電気電子工学科の時間割は共通となっており、数学や電磁気学をはじめとして、物理系と情報系双方の基礎的な分野を学びます。
物理系の学生も情報系の講義を、情報系の学生も物理系の講義を履修することで、より広い視野を手に入れられます。
2Aセメスターでは学科の先輩によるチューター制度があり、先輩のアシストのもと学科同期と協力して課題をこなし、仲良くなる機会が設けられます。

3Sセメスター

3Sセメスターでは引き続き物理系・情報系それぞれの基礎分野を学びます。履修する講義を選択する幅が広がり、自分の興味に合わせた履修を組みやすくなります。
また、学生実験(前期実験)が始まります。学生実験は、2A・3Sで学んだ事項を実際に手を動かして体得することを目的としています。物理系・情報系の学生混合で班を組み、協力して同一の実験課題を進めていきます。
この実験班はコンタクトグループと呼ばれ、各班に担当の教員がついていて、学生生活の相談等に乗る機会が設けられます。

コース選択

3Sセメスターの終了時に履修コースを選びます。物理系の学生、情報系の学生はそれぞれ3コースの中からコースを選ぶことができます。コース毎に要求される履修内容が少しずつ異なり、研究室配属に向けた標準的な履修プランを決めることができます。
一方で、各コースの履修要件さえ満たせばその他は自由に講義を選ぶことができます。また、所属コースによって研究室配属に制限が課されることはありません。

3Aセメスター

3Aセメスターでは開講される講義の数が多くなり、履修する講義を自由に選べます。内容も専門的になり、4年時の卒論研究室配属を控えて自らの興味を深堀りする機会となります。
また、後期実験も行われます。後期実験では、30近くのテーマの中から興味のある複数のテーマを選んで参加します。卒論研究への橋渡しとなるような専門的なテーマを選べることが特長で、実験の成果を論文化して国際学会に採択されることまであります。

研究室配属

研究室配属は3Aセメスター終了後に行われます。成績と学生の希望を重要視して配属が決められ、電電・電情のどちらの学科に属していても、もう一方の学科の研究室に行くことが可能です。学科生活を通して興味が変遷した場合でも、柔軟に研究室選びをできる仕組みとなっています。

4S-4Aセメスター

卒業研究を行います。10月に中間審査、2月に本審査があり、これに合わせた計画を立てて研究を進めていきます。卒論の成果は国内外の学会で発表することも多くあります。