EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

年間スケジュール

多彩な分野の学問や多彩な仲間が集まる教養学部とは打って変わって、一つの場所に軸足を置いて探究を進める学科では、同じ志を持つ教員・仲間との深く濃い交流が生まれます。卒業や進学などの展望も開け、企業や研究所の最前線に触れるチャンスも。学部上級生として新人研究者として、ますます自発性が問われるでしょう。アクティブで実り多い毎日が待っています。

2年生の生活

2年生は基礎固めの時期。しっかり基礎から学びます。
専門的な科目はそれぞれが関連しあっているので、いろいろな方面からのアプローチを見ることができます。冬学期にはオリエンテーションを行い、科目選択の方向性を定めていきます

10月:専門科目講義開始

専門というと難しく感じますが、2年生の講義は分野の基礎からスタート。重点科目を丁寧に学んでいきます。この道の先輩でもある教員陣は、これまで以上に身近な存在に。また、共通する興味関心を持った仲間も集まってきます。

3年生の生活

4月:本郷進学

安田講堂隣に立つ真新しい工学部2 号館、ここが皆さんの学びの拠点です。学生控室にロッカーを持ち、腰を据えて授業に取り組めるはず。本郷キャンパスは駒場キャンパスに比べて落ち着いていて研究に適した雰囲気で、気持ちも新たにこれからの研究生活の礎となる知識を身につけます。

コンタクトグループ

3年生では実験を行いますが、電気電子・電子情報の学生が混合で班を組んで実験課題に取り組みます。各班には担当の教員が付き、学生生活の相談に乗る場が設けられます。

5月:五月祭

電気系学科では、電気・情報系の魅力を伝える展示を毎年出展します。4年生が中心となってプロジェクトを進めますが、3年生も多く携わります。電子工作のキットを販売したりウェブ上で遊べるゲームを作成したりと、例年趣向を凝らした展示を作ります。五月祭ウェブサイト https://eeic.jp/

6月:企業見学

夏学期の金曜午後の時間を使って、企業見学やJAXAの研究所をはじめとした研究現場の見学を行います。電気系のOB・OGとお話しながら、講義や実験で学習したことが社会でどのように活かされるか実感してもらえます。(新型コロナウイルス感染予防のため、2020年度以降中断中)

4年生の生活

4 年生になると研究室に所属し、研究者への第一歩を踏み出します。これまで学んだことを活かし、前人未踏の課題に挑戦しましょう。ここからは日常生活の舞台も研究室。経験豊かな大学院の先輩も支えに、卒業まで日々成長していく自分を実感してください。

4月:研究室配属

3年生までの成績や学生の希望などをもとに、所属する研究室が決まります。研究生活は初めてとなりますが、各研究室の先生や先輩の指導により研究方法の基礎を身につけて行きます。

8月:大学院入試

多くの学生が大学院に進学します。主な進学先として、工学系研究科 電気系工学専攻、情報理工学系研究科 電子情報学専攻、新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻、学際情報学府 先端表現情報学コースなどがあります。

1ヶ月ほど研究室をお休みして院試の勉強に充てる人が多いです。

2月:卒業論文発表

2月には卒業論文審査があり、それに先駆けて10月には中間審査があります。卒業論文を書き上げ、審査会で合格となれば晴れて卒業です。審査会は複数の研究室の合同で行われ、他の研究室の研究を垣間見ることもできます。