EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

Q&A

全体Q&A

Q1: 電子情報工学科・電気電子工学科、それぞれどんな人に向いていますか?

電子情報工学科は主に情報系、電気電子工学科は主に物理系の科学と技術に関心のある人にお勧めです。どちらを選んでも両方を深く学ぶことができるようになっていますし、どちらか一方だけに専念することもできます。いずれにしても、これまでの苦手意識は忘れてください。社会では何が必要とされているのかというゴールを見据えながら、それに直結した学問をあらためて基礎から習得していくことができるようになっています。

「メディア情報・コンテンツ・人間」「コンピュータ・ネットワーク」などへの関心が強ければ電子情報工学科が、「ナノ物理・光量子・バイオ」「エネルギー・環境・宇宙」などへの関心が強ければ電気電子工学科がお勧めです。さらに「システム・エレクトロニクス」分野へはいずれからもアプローチできます。

Q2: 電子情報工学科・電気電子工学科、カリキュラムはどう違いますか?

最初の2Aセメスターはまったく同じ時間割になっており、意欲があれば両方の科目をすべて履修することができます。広く履修して将来の可能性を残すのも、興味ある分野を集中的に学ぶのも自由です。

3Sセメスターは引き続きほとんど同じ時間割ですが、複数の時限では2科目が同時限に開講され、どちらか一方の科目を選ぶことになります。それ以外は実験も含め電子情報工学科・電気電子工学科一緒に学んでいきます。

3AセメスターからはQ3の5つの履修プランを選択し、ほとんどの時間に複数の講義が開講され、さらに深く学んでいくことになります。

注意が必要なのは、必修科目・限定選択科目・標準選択科目の設定が異なっている点です。必修科目は単位を落とすと卒論研究室に配属されません。限定選択科目は、多数の指定科目の中からいくつか選んで学ぶ必要がある「お勧め科目」です。標準選択科目の履修は自由です。例えば2Aセメスターでは、ソフトウェアⅡ(電子情報必修、電気電子限定選択)と電気磁気学Ⅱ(電子情報限定選択、電気電子必修)および、情報通信理論・信号解析基礎(電子情報限定選択、電気電子標準選択)、電子基礎物理・エネルギー工学(電子情報標準選択、電気電子限定選択)という違いがあります。

Q3: 5つの履修プランはどう違いますか?

3Aセメスターには、5つの履修プランを選択し、より深く学びます。それぞれの履修プランは主に以下のラボの教員が教育を担当しています。

・メディア・コンテンツラボ、知能インタフェースラボ
・ネットワークラボ、コンピューティングラボ
・システム・エレクトロニクスラボ、フォトニクス&ワイヤレスラボ
・量子フォトニクスラボ、ナノ物理・デバイスラボ
・プラズマ・エネルギーフロンティアラボ、エネルギーシステム・制御ラボ

各コースとも、対応するラボの教員が担当する科目を中心に限定選択科目が設定されています。ただし複数のラボに重複する科目も多数あります。この履修プランは卒業のための単位の揃え方を定めるものであって、他のコースの科目が学べなくなるというものではありません。

Q4: 履修プランは自由に選べますか?

進学振り分けで電子情報工学科を選択した人は、下記の中から自由に1つの履修プランを選択することができます。

・メディア情報・コンテンツ・人間
・コンピュータ・ネットワーク
・システム・エレクトロニクス

また電気電子工学科を選択した人は、下記の中から自由に1つの履修プランを選択することができます。

・システム・エレクトロニクス
・ナノ物理・光量子・バイオ
・エネルギー・環境・宇宙

システム・エレクトロニクスは、情報系と物理系の融合分野になっています。各履修プランには進学振り分けの時のような定員枠はありません。全員が希望通りの履修プランを選択することができます。

Q5: 卒業研究のテーマは自由に選べますか?

はい、自由に選ぶことができます。進学振り分けでいずれの学科であっても、どの履修プランで単位を揃えていても、卒業論文の研究室の選択は自由だということです。もちろんそのためには自分の選択したコース以外にも広く学んでおいた方が安心ではあります。しかし、それぞれ違った得意分野を持った人々が集うことこそが、新たな研究領域を生み出していく原動力となり得るのです。遠慮は要りません。

ただし、卒論研究室配属には定員の上限があります。少人数できめ細かい指導を行うことを第一に考えてのことです。したがって、定員オーバーの研究室を希望した場合には、第2希望・第3希望への配属になる場合があります。

どの研究室に進んでも、各分野における世界の最先端に触れることができます。多くの卒論生が学会発表レベルの成果を上げているのも本学科の特色です。

Q6: 実験はたいへんですか?

ラクチンで退屈ということはなく、達成感がある程度にたいへんです。電子・情報系の学生実験は3年生で週3回ありますが、ほとんどの課題は13-16時の3時間で終えられるよう設計されています。まったく経験がないことを前提に系統的に作られていますので、心配することはありません。後期になると、各教員がそれぞれの研究テーマのエッセンスを詰め込んだ実践的な課題にチャレンジすることができます。自分の頭で考えることが研究者への第一歩ですので、意図的にそうしています。そのうち指示がない方が楽しめるようになっていくでしょう。

ただし、実験内容は予習をしてきていることを前提に設計されています。まったく予習をせずに臨んで時間内に終わらせるのは容易ではありません。好奇心を持って、授業で学習したことを実感しながら実験に取り組めば、時間内に終わる素直な課題ばかりで、得るものも多いでしょう。

4年生になって卒業論文の研究が始まると、各研究室で最先端の装置を使った実験ができるようになります。きっと皆さんも研究テーマに魅せられ、寝食を忘れて実験に取り組んでしまうことでしょう。

Q7: 学科はどんな雰囲気ですか?

電子・情報系には、ほどよくポジティブ思考で、柔軟でありながら切れ味鋭い、魅力的な仲間が集まります。進学後も、実験などを通じて異なるコースの仲間と接する機会が失われないようになっています。得意分野がほどよく異なる仲間は、お互いに理解し合える距離感覚で、力を合わせて1人では成し得ないことに取り組んでいける、人生の財産になります。友人との関係も大きく変わってくるでしょう。

また、実験や講義では1人1台ずつノートパソコンが配布され、無線LAN環境が整った教室で学んでいくことになります。3年生から金曜午後の企業見学が始まり、夏休みや春休みの見学旅行や4年夏休みの企業研修など、社会との接点も多数用意されています。いろいろな場面で新鮮な驚きがあることでしょう。

さらに教員とは、これまでの「先生と学生」という関係ではなく、将来に渡って一緒に未来を開拓していく同志という関係になります。教員の存在をぐっと身近に感じることでしょう。特に学科ではコンタクトグループという制度が設けられており、学生4~5名に1~2名の教員が相談役としてつきます。また各履修プランにはそれぞれ担当の履修相談役の教員がいます。分からないことがあれば遠慮なく相談してください。

Q8: 卒業生の進路について教えてください

就職に困ることは皆無です。現代の基礎技術を網羅的に習得した皆さんは、これから起こり得るさまざまな変化に柔軟に対応できる即戦力として、社会が必要としている人材なのです。加えて、明治6年以来の歴史を持つ当学科では、社会の至るところでOB・OGが活躍しています。この圧倒的な人脈は就職後にも必ず役立ちます。

就職先は、電機メーカー・通信各社に留まらず、官公庁・自動車・鉄道・エネルギー・金融・マスコミ・コンサルタント・商社など多岐に渡っています。

なお、卒業生のほとんどは大学院修士課程(工学系研究科/新領域創成科学研究科/情報理工学系研究科/学際情報学府)に進学します。進学振り分けコースや履修プランによる制約はありませんので、新たな希望分野に挑むことができます。大学院では、本郷キャンパスだけでなく、生産技術研究所(IIS)・先端科学技術研究センター(RCAST)・国立情報学研究所(NII)・宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの新天地への展開も可能です。修士課程修了後に博士課程に進学し、世界的な研究者になる人も多数います。

コース別Q&A

電子情報工学科

Q1:計数工学科や理学部情報科学科とどう違うのですか?

電子情報工学科の特徴としては、

(1) 計算機・情報処理の仕組み(コンピューティング)
(2) 通信・ネットワークの仕組み
(3) メディア・コンテンツ技術

という、情報技術の持つ三つの側面を全て学べるカリキュラムを用意している点があります。 特に、ネットワークまで専門にしているのは電子情報の特徴です。

要素技術の改良だけでイノベーションを起こせる時代は終わりました。電子情報工学科では、コンピュータを構成する電子回路といったハードウェア、オペレーティングシステムやアルゴリズム、そしてメディア・コンテンツ技術に至る非常に幅広い技術領域を網羅したカリキュラムが用意されており、あなたの選択次第でスペシャリストにもジェネラリストにもなることが可能です。

Q2:電子情報と電気電子は関係が薄いのですか?

双方があるので、情報技術をソフトだけでなくハードまで含めて深く学ぶことができます。これも他の情報系の学科にない特徴です。例えば計算機・情報処理を見てみると、ソフトウェアの仕組みはもちろん、プロセッサ、そしてVLSIの設計やデバイスに至るまでを必要と興味に応じて選択できます。
ネットワーク技術、メディア技術においても同様です。

Q3:プログラミングが得意でないと大変でしょうか?進学前にレベルアップしておくべきですか?

プログラミングは情報処理の最も基本的なスキルの一つです。プログラムを書かずに卒業する学生はまずいません。ただし実際には、進学生のほとんどは2Aセメスターの段階ではプログラミングの経験がありません。

そこで2Aセメスターには合計3コマのソフトウェアとプログラミングに関する講義と演習が用意されています。プログラミングは慣れて身に付ける側面もありますので、進学後に十分に習得する機会があります。現時点で得意である必要はありません。

システム・エレクトロニクスコース

Q1:システム・エレクトロニクスって何ですか?

システム・エレクトロニクスは、物性やデバイス・電磁気といった物理を「タネ」とし、回路・アーキテクチャ・ソフトウェアといった情報・数理を「シカケ」として、人間の役に立つ機能を「手品」のように実現する科学技術です。家電や携帯電話、自動車、光通信から人工衛星まで、システム・エレクトロニクスの成果は既に社会の隅々にまで浸透しています。

ほとんど全ての電子機器の心臓部ともいえるコンピュータマイクロチップは、いまや真のナノテクともいえる原子単位の制御を行いながら、10億を超える素子を作り上げてシステムとして動いています。携帯電話やゲーム機器においては、方向、加速度などのセンサーが備えられシステムの五感を構成しています。光ファイバーは痛みのわかるセンサーとしても活用が図られています。これらはシステム・エレクトロニクスの「手品」のほんの一例です。

Q2:システム・エレクトロニクスに興味がありますが、物理と情報両方を学ぶのは大変では?

そもそも電子・情報系とは、物理的な側面(=「タネ」)、情報的な側面(=「シカケ」)に深く根ざした上にその応用分野(=「手品」)を切り開いてきた分野です。ともに得意であれば言うことなしですが、この分野に進んで本当に必要なのは、物理および情報の基礎学力を応用し、あなたらしい手品を育てていくことです。応用していくことにより基礎の理解もいっそう深まることでしょうし、この融合されたコースで学んだことは、今後幅広い分野への展開の源になるでしょう。

Q3:大規模集積回路(LSI)は微細化が進み、猛烈な勢いで性能が向上しているらしいですが、これからどういう方向に展開するのでしょうか?

半導体集積回路は過去40年にわたって3年で4倍とも言える急速な微細化と性能向上を実現しており、人類の有史以来これほどの成長を遂げた分野は他にありません。最先端のLSIではすでに最小寸法が数十ナノメートル(原子数100個分程度)に達し、その製造技術は紫外線を使いながら波長より遥かに短い寸法の描画を行うという最も洗練されたナノテクノロジーを駆使しています。今後はさらに微細化が進み、原子や電子を1個ずつ制御する極限の技術へ向けて研究開発が進んで行くでしょう。製造技術のみならず、今後はLSIの設計技術がますます重要になります。電子・情報系では、独創的な設計技術により、右脳型コンピュータやインテリジェントイメージセンサなど、まったく新しいシステムが生み出されています。

LSIは、電子工学と情報工学の結晶、全ての情報通信機器の要であり、IT技術の成長の原動力でもあります。今後も京速コンピュータの実現、グリーンITの実現のためにはLSIの一層の発展なくしては何事も語れません。このようなLSIに関して本格的に学べるのは電子・情報系だけです。皆さんとともに豊かな発想をもって真のブレークスルーを生み出していきたいと願っています。

電気電子工学科(B1)

Q1:物理系の理論と応用に興味があります。物理系の学科と比べた時の電子・情報系の特色は何でしょうか?

電気電子工学科には、物理学と先端エレクトロニクスを融合した研究テーマを追究している研究室がいくつもあります。例えば先端MOSデバイス、ナノフォトニクス、スピントロニクスの研究室では、電磁気学、量子力学、量子光学、物性物理学などを基礎に新しい物性やデバイス物理の探求を行っており、その研究成果は物理系の著名な学会や論文誌で多数発表されています(つまり研究面では物理系学科とあまり変わらないと言っても良いでしょう)。私たちは純粋な知的好奇心に基づく基礎研究を大切にしており、その中から新たな発明や技術上のブレイクスルーが生まれることもしばしばあるのです。その際には電気電子工学科で学ぶ回路理論・エネルギー・情報などの知識が必ず役に立ちます。コンピュータや電子機器を使わない物理系の実験などありません。優れた研究者は、優れたサイエンティストでありエンジニアでもなければならないのです。
物理系の学科は「物理学の探求」ということに重点がありますが、電気電子工学科では基礎科学も探求しながら先端技術を究める、という点に特色があります。もちろん就職に強いことは言うまでもありません。物理学などのサイエンスに興味があり、実社会に役に立つテクノロジーも学びたい方にはお薦めです。

Q2:物質科学や化学とその応用に興味があります.材料系・化学系の学科と比べた時の電子・情報系の特色は何でしょうか?

物質科学や化学は、電子・情報系ととても関連の深い分野です。例えばあらゆる電子機器、情報機器に使われる半導体集積回路は、微細化の限界を越えた性能向上を求めて、新しい半導体、誘電体、金属材料などの探求が活発に進められています。まったく新しい原理のデバイス研究も重要になってきています。
そこでは材料を作製したり微細加工するための結晶成長や化学プロセスの理解も必要になります。実際、電気電子工学科では、マテリアルや化学系の研究室との共同研究も積極的に行っています。上記と同様、研究面では学科間の境界はなくなってきていると言って良いでしょう。ただし電子・情報系では、新しい物質材料の開拓だけに終わらせずに、それを活用した魅力的な新しいデバイス(機能素子)を作り上げることを目標としています。また、それがどのようなシステムに使われて社会的な意味を持つか、そこまで考えた研究をめざしています。つまり、電気電子工学科の教育研究の特色は、材料物性の基礎からデバイス、システム、社会まで俯瞰的・総合的なものの見方を養うことができる点にあります。このことは将来のリーダーにとって必要な素養であるといえるでしょう。

Q3:バイオというキーワードがあるのですが、具体的にどんな研究をしているのですか?

電気電子工学科では、電子デバイスとバイオ分野との融合を図る研究として、バイオエレクトロニスという新しい分野を開拓しています。具体的には、DNA分子の自己組織化・クローニングを利用したナノ構造形成や、遺伝子や薬理効果を調べるバイオチップを半導体技術を用いて作っています。さらにバイオに特有の機能である“ゆらぎ”をキーワードに、柔軟でしなやかな情報処理を可能とするスピンゆらぎ等の新規物性の探求をしています。一言で言えば「バイオを観て,バイオに学び,バイオ機能を模倣・活用する」新しいエレクトロニクスです。詳しくは、ナノ物理・デバイスラボのページをご覧下さい。

電気電子工学科(B2)

Q1:エネルギー問題に興味があります。システム創成学科と比べた時の特色は何でしょうか?

電気電子工学科では、エネルギー問題や環境問題の抜本解決のため、環境と調和を図るエネルギーの発生や新エネルギー開発に始まり、効率的なエネルギーの変換、輸送、貯蔵、そして環境に配慮した交通システムなどエネルギー消費形態までを対象に、材料物理、ハードウェアからシステム、さらにはエネルギー計画、政策論までを体系的に勉強します。言い換えればエネルギー・環境問題の解決に向けて完結した総合教育を受けることができるのは電気電子工学科だけといえます。

Q2:電気電子工学科のキーワードとして宇宙があります。宇宙といえば航空宇宙学科というイメージがありますが、電子・情報系ではどのようなことができますか?

宇宙に関係する専攻は多岐に渡り、大学院の理学系および工学系の8専攻が宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携して宇宙の解明から開発に取り組んでいます。その中で電気電子情報系の活躍の場はますます広がっています。ロケットに載せて宇宙へ持っていく衛星部分は電気電子工学からのアプローチが欠かせないという大雑把な言い方もできるでしょう。

具体的には、太陽・天体の観測と実験から宇宙のなぞを解明し、それらを宇宙天気予報という形で応用したり、実際にロケットで衛星を打ち上げその軌道を制御し、月面探査のロボットや自動車を設計したりと、いくつもの将来性ある分野を次々と先導しています。

Q3:将来のクルマは電気で動くようになると思い、そのような分野で活躍するのが夢です。機械系の学科と比べた時の特色も教えてください。

最近のハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などの流れが示すように、近未来のクルマは必ず電力系統につながるようになり、クルマを大きなエネルギーシステムの一環としてとらえる時代がすぐそこまで来ています。原動機そのものがエンジンから電気モータに置き換わっていくため、電気モータの新しいコントロールが重要な意味を持ってきます。

いまや国内外の自動車メーカーは電気の素養を持った人材を強く待ち望んでいます。電気自動車や関連する交通システムの中心的な役割を担っている研究室は電気電子工学科にあり、実車実験を使った研究テーマにも事欠きません。すばらしい達成感が得られることでしょう。

Q4:モーション制御といっても、つまりは昔からあるモータのこと。先人たちの開発した機器のお守りにすぎないのでは?

確かに、一見鉄と銅の塊である電気機械は古典的で退屈なように見えるかもしれません。でも、その鉄と銅の塊が、静かで清潔な、そして高性能な動力源として私たちの生活のあらゆる場面で活躍しているのは不思議だと思いませんか?電気自動車のみならず、現在の自動車には100個以上のモータが組み込まれているし、ロボットや人工衛星、高速鉄道など精密な機械のすべてが電動力で動いているのですから、モータの内部の現象から物理をきちんと理解し的確に操ることのできる人が実業界はとても必要とされているのです。鉄と銅の周囲に広がるパワーエレクトロニクスや制御という、高度なシステム全体を見た新しい技術的発展を学ぶことがとても大切です。

一方で、モータそのものも、希土類永久磁石や超電導など最先端の材料を生かして高性能化に向けた進歩が続いていますし、MEMSと呼ばれるマイクロ、ナノオーダの世界では、静電力など通常のモータとはまったく異なる力の発生原理に基づく電気-機械エネルギー変換の技術も研究されています。

常に先端的な技術開発が求められ、研究者、技術者の活躍の場と、ビジネスチャンスが広がっている世界なのです。

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