EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科
森川・成末研究室 松浦賢太郎さん(博士課程 2 年)が、国際会議 2021 Asian Wireless Power Transfer Workshop (AWPT2021)においてStudent Best Paper Award (1st Best Paper Award + WiPoT Award)を受賞しました。
論文・受賞
2021.12.13

森川・成末研究室 松浦賢太郎さん(博士課程 2 年)が、国際会議 2021 Asian Wireless Power Transfer Workshop (AWPT2021)においてStudent Best Paper Award (1st Best Paper Award + WiPoT Award)を受賞しました。

<受賞した賞の名称と簡単な説明>
“Student Best Paper Award (1st Best Paper Award + WiPoT Award)”
AWPT2021 において、筆頭著者が学生の論文のなかで、最も優秀な研究成果を発表した著者に贈呈される賞です。

<受賞された研究・活動について>
論⽂タイトル:Experimental Validation of Communication-Less Receiver-Side Resonant Frequency Tuning for Magnetic Resonant Wireless Power Transfer Systems

磁界共振結合型無線給電は最⼤ 1m 程度の伝送距離を⾼効率に給電可能であることから、電気⾃動⾞やモバイル機器の充電⼿段としてその応⽤が期待されています。しかし、受電器周辺に⾦属や⽔などが存在すると、その影響を受けて受電器の共振周波数が変化し、無線給電の効率が低下してしまうという課題がありました。本研究では、送電器との無線通信を⽤いずに受電器側で⾃律的に共振周波数を補正する機構を提案し,周囲の環境の影響を受ける中であっても⾼い伝送効率の電⼒伝送が可能であることを実験的に⽰しました。

<今後の抱負・感想>
このような賞をいただき⼤変光栄です。無線給電システムの普及に向けては、ユーザーが使いやすいシステムを構築していくことが必須だと考えています。今後、提案⼿法をさまざまな無線給電デバイスに実装して評価を⾏い,有効性をアピールしていきたいと思います。

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