電気系工学専攻 M1の橋本 悠さんがIEEE Geoscience and Remote Sensing Society (GRSS) Student Prize Paper Award, Second Prizeを受賞されました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
IEEE Geoscience and Remote Sensing Society (GRSS) Student Prize Paper Award は、IEEE GRSS が毎年開催する主要な国際学会 IEEE International Geoscience and Remote Sensing Symposium (IGARSS) へ投稿された、33歳未満の学生を第一著者とする論文の中から選抜され、IGARSS 会期中の特別セッションにおいて特に優れた発表を行った者に対して授与されます。 2024年7月7日から12日にかけてギリシャのアテネで開催された IEEE IGARSS 2024 においては、論文375報の応募の中から10報が最終候補として選抜され、最優秀の3名が受賞しました。 なお、日本の大学に所属する学生が本賞を受賞するのは1998年の賞創設以来、初めてのことです。
<受賞された研究・活動について>
Y. Hashimoto, R. Natsuaki, A. Hirose, "RFI Detection using Degree of Polarization for Polarimetric Synthetic Aperture Radar" 本研究では、合成開口レーダ(synthetic aperture radar: SAR)の観測データに重畳する不要波 (radio frequency interference: RFI) に対し、所望波のみの場合と不要波が重畳している場合とで受信データの偏波度 (degree of polarization: DoP) が異なることに着目して、時間領域と周波数領域において不要波を高精度に検知する新たな手法を提案しました。 本手法により不要波の影響を従来よりも低減することで、SAR データの解析の高精度化が可能となります。
<今後の抱負・感想>
このような賞をいただけたことを大変光栄に思います. 指導教員である廣瀬先生,夏秋先生,そして研究室のメンバーのご指導,支援に感謝申し上げます.
