EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科
電気系工学専攻 高橋亮特任助教が、第7回FSE若手研究者の会で最優秀ポスター発表賞を授賞しました。
論文・受賞
2024.06.04

電気系工学専攻 高橋亮特任助教が、第7回FSE若手研究者の会で最優秀ポスター発表賞を授賞しました。

受賞した賞の名称と簡単な説明

東京大学 大学院工学系研究科電気系工学専攻 高橋亮特任助教のポスター発表が、第7回フレキシブル・ストレッチャブルエレクトロニクス若手研究者の会において、最優秀ポスター発表発表賞(プログラム委員の投票による、上位10%の優れたポスター発表に送られる賞)を授賞しました。

受賞された研究・活動について

「電子皮膚」と呼ばれる薄膜伸縮性デバイスは、皮膚に密着し高精度な生体信号を長時間計測できる一方で、硬く嵩張る電池を搭載すると着用性を損ない長期の使用が難しい制限がありました。布型無線給電器を用いることで、使用中の電子皮膚をバッテリーレス化した状態で長時間駆動できますが、人体の電磁界暴露を抑えるため送電電力を制限する必要があるほか、導電糸の損失が大きいことから給電効率が低くなる課題がありました。そこで、電磁界暴露を抑制しつつ高い効率で体表付近のデバイスへ給電するために、従来通信用に開発したメアンダコイルを改善し、さらに、柔軟な液体金属製のワイヤーを用いることで、約40%の効率で2.5Wの電力を給電できる安全で高効率な全身無線給電服を実現しました。

今後の抱負・感想

このような賞を頂き、大変光栄です。ともに挑戦的な研究に取り組んで下さった共同研究者のみなさまや、研究生活をサポートして下さったみなさまに感謝いたします。本論文が今後の無線給電の発展への貢献となれば幸いです。

https://fsejp.weebly.com/7th-event-may-23_24-2024.html

一覧に戻る