EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科
大学院工学系研究科 電気系工学専攻 修士1年の三田有輝也さんが、DICOMO2024にて、最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。
論文・受賞
2024.07.04

大学院工学系研究科 電気系工学専攻 修士1年の三田有輝也さんが、最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。

<受賞した賞の名称と簡単な説明>

2024年6月26日から6月28日にかけて開催されたマルチメディア、分散、協調とモバイルシンポジウム(DICOMO2024)にて、最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。この賞は、特に優れたプレゼンテーションを行った方に贈られる賞で、今回は全223件の発表の中から3件が受賞しました。

<受賞された研究・活動について>

GPSの利用が難しい屋内空間では、電波(Wi-Fi、BLE)や音波を用いた測位技術が主流です。建物の構造や什器によって直接波の受信が難しい屋内環境に特に適しているのが、位置指紋を用いた測位方式です。しかし、これらの技術は測位精度の低さに課題を抱えています。本研究では、屋内空間特有の多重反射波の伝搬時間情報を位置指紋として利用し、CNNを活用した学習によって、単一のスピーカで高精度に機能する測位システムを実現しました。

<今後の抱負・感想>

今回、このような名誉ある賞をいただけて光栄に思います。これまで支えていただいた研究室の皆様に深く感謝申し上げます。今後も測位システムの改良を続け、測位性能の向上を図るとともに、様々な環境での測位実験を通して、汎用性の高いシステムを目指します。

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