EEIC 東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科

所属学生の声

趣味でもある電子回路の設計を、最高の設備と学習環境で
加納創太さん

池田・飯塚研究室 修士1年(電気電子工学科出身)

大学進学以前から電子回路に興味がおありで、趣味でも「アマチュア無線クラブ」というサークルで活動されている加納さんは、現在は電気系工学専攻に所属、ICチップの設計や無線通信を行うための電子回路の設計の研究をされています。電気系の分野に興味がある方にとってEEICとはどのような場であるのか、インタビューを通して加納さんの率直なご意見を伺いました。

ーEEICを選んだ理由をおしえてください

中高生の時から電子回路に興味があり、漠然と電気系の学科に進学しようと考えていました。サークルのEEICに進学した先輩から雰囲気が良いという話を聞いていたので、進学先の候補になっていたのですが、その時は宇宙開発にも興味があり、航空宇宙工学科とどちらに進学するか悩みました。決め手となったのは前期教養学部時代に受けた授業で、後期課程の授業を担当される先生方のお話を伺う機会があり、電気系の研究室について詳しく知ることができました。これを受けてやはり昔から好きな電子回路を学びたいと考え、EEICへの進学を決めたというのが経緯です。

ーどんなところが研究の魅力ですか

最先端の研究が挑戦している世界に、学部生ながら足を踏み入れることができるというのは大きな魅力だと思います。僕は卒論で、誰も扱ったことがない高い周波数を使用する電子回路を設計する、ということを試みたのですが、具体的にはWi-Fiが5GHz、5G通信が28GHzのところを、卒論では150GHzを扱う回路を考えました。施設も充実していて、趣味の範囲では考えられない億単位の研究設備などを使用することができるというのは非常に恵まれた環境にあると思います。

ー研究室の雰囲気を教えてください

研究室には内部で連絡を取るためのSlackがあり、そこでは先生方との距離も学部時代より近く、質問しやすい雰囲気でした。研究でつまずいた時には、もちろん自分で原因を考察するのですが、Slackで先生に質問することで解決につながることも多々あります。Zoomでのミーティングを設定してくださることもあり、研究を粘り強く進められる理由の一つです。学科のSlackもあって、前期教養学部のクラス分けよりも交流が多く、仲が深まったと感じています。

ー学ぶ環境、充実していますか?

高価な設備や先生に質問しやすい雰囲気があるというのはすでにお話ししましたが、EEIC生は得意とする分野の幅が広く、半導体や量子力学からプログラミング、ネットワークまで、それぞれの専門が多様であるということも特筆すべき点だと思います。自分の好きな分野を学ぶ傍ら、異なる分野の人の話を聞くことで世界が広がり、自分の研究に対する解像度も高くなります。これらが揃うEEICの学習環境は、充実していると言えると思います。

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