卒業生の声

恩田 祐輔
恩田 祐輔
2010年春から自作EV(電気自動車)でガソリン車に負けないスピードをめざしている、東京大学EVクラブ「UTECH」。発足当初のメンバー8人は全員が電気系で、機械系学科はゼロ、最初は何もかもが手探りでした。東京大学フォーミュラファクトリー(UTFF)から譲り受けたシャーシに手を加え、鉄のパイプひとつつなぐのにも四苦八苦しながらマシンを創っていくうちに、機械系を含めものづくり好きな仲間が自然と集まってきました。車を走らせるという明確な目的がモチベーションを高めたのです。車づくりを通じて3年生の実験の授業でわからないままやっていたことが初めて裏付けられることも多く、昔の教科書を引っ張り出しては勉強していました。また、学内の先生方やスポンサー企業、他大学などと連携することで、貴重な社会経験も得られました。学生生活を楽しみたければ、ぜひ実際にものづくりに挑戦してみてください。
筧 康明
筧 康明
現在、私は日常生活を豊かにするためのインタラクティブメディア技術の研究とともに、メディアアート作家としての活動を行っています。アートやデザインといった表現系の領域と電子・情報系とは一見結びつかないと思われるかもしれません。しかし、メディアが多様化する今日、技術と表現は密接な関係にあり、単なる技術開発や単なる表現にとどまらず、その両方をカバーできる人材の重要性が高まってきています。私は電子・情報系学科で情報技術の基礎からメディア・コンテンツといった応用分野まで幅広く学びました。そして、これらの知識は自身の技術研究および表現に大きく活かされています。東大で表現系への道に興味のある方も、電子・情報系で学ぶことを是非検討してみてください。
細井 一弘
細井 一弘
私は電子・情報系で博士の学位を取得しましたが、現在は研究職ではなく、一般企業で開発系の仕事に就いています。博士卒としては珍しいかもしれません。研究を続けていく道もありましたが、最終的に今の道を選びました。このような選択をしたのも、電子・情報系の学科・専攻で幅広く学び、さまざまなことを経験できたからだと思います。電子・情報系の研究室には、電気・電子の基礎研究に従事している人もいれば、社会システムや芸術・音楽などの幅広い分野の応用について研究している人もいます。様々な分野の人たちと触れ合うことで、自分の考え方やものの見方を広げていけると思います。「電気・電子」という言葉にとらわれずに幅広く学ぶことを意識すれば、電子・情報系の中で自分の可能性を広げていけると思います。
谷澤 健
谷澤 健
電気電子分野の技術は、社会の基盤として、我々の身の回りのあらゆる"もの"や"こと"に利用されています。これらの技術を体系的に学ぶことは、将来どんな職業に就いても有益なことだと考え、電気系に進学しました。実際に進学してみるとわかることですが、電子・情報系では、発変電からナノの世界に至るまで想像以上に幅広い分野について学ぶことができます。これは、電子・情報系の出身の先輩方が非常に多方面で活躍している理由であると思います。私自身、電子・情報系での体系的な授業や研究室に配属された後の研究生活を通して、電子・情報系全般については幅広く、そして自分の研究分野については深く学ぶことができました。進学の際には、多くの情報に惑わされることなく、本当に自分が成長できる環境はどこなのかを考えて選ぶことが大切だと思います。
ファム ナム ハイ
ファム ナム ハイ

電子機器の存在は日常生活の中で既に当たり前のものとなっています。しかし、電子機器がどのように作られるのか、どんな原理で動くのかは分かりづらくなっています。私が電子・情報系学科に進学した理由は、実際に電子材料やデバイスを作り、その動作を支配する法則を学び、さらに新しいデバイスを作り出したいと思ったからです。電子・情報系にはそれらすべてを学ぶ機会があります。Moore の法則が成り立たなくなる今こそ、まったく新しい原理を利用するデバイスを提案して、実際に作り出すチャンスです。さらに大学院に進学すれば、努力次第では比較的短期間で研究の最前線に躍り出て、世界の研究者と渡り合うこともできます。

注:ファム君はベトナムからの留学生で大学1年から東大に在籍。スピンエレクトロニクス分野で優れた研究を行い,卒業論文賞,工学系研究科長賞,先端技術大賞学生部門グランプリなどを受賞(高円宮妃殿下より表彰)。

高橋 徳浩
高橋 徳浩
駒場時代に物理学や電磁気学の苦手だった私が、なぜ電子・情報系学科を志望したのか?それは、学科紹介の先生にただならぬ活気があったからです。唯一電子・情報系の紹介の時だけ、他の学科とは違った "Something" を直感的に感じ取ることができました。その後の私はというと、当初はトランジスタの物理に興味を持っていたのですが、研究を進めるうちに画像処理システムの方面へとテーマを変えていきました。進学振り分けにおいては、現時点での能力や特性だけで判断せずに、「なんとなく電子・情報系が気になる」を信じてみるとよいと思います。未来の自分の姿は、想像以上に変化しているものです。その中で一つだけ確かなことは、人類がいる限り電気・電子技術は不可欠であるということです。
オゥグ オストルク
オゥグ オストルク
電気・電子情報の世界に入って8年目です。もともとこの分野に一番興味があったから選んだのですが、その時はここが本当に自分に合っているか、将来やりたいことにつながるか、100%確信していたわけではありませんでした。そのうちいろいろ勉強したり、頭を動かしたり、ものを作ったりして、とても楽しくなっていきました。奥深い世界をもっともっと知りたいとわくわくした時もあれば、疲れて「私はここで何をしているんだろう」と思った時もありました。今考えると、この分野を選んでよかったです。最新技術の基礎となる知識を学ぶことができ、これからどんな分野を研究してもどこに就職しても、いろいろなことを容易に理解できる能力が得られたように思います。ここでは最新技術を自分で作ることができ、皆の役に立つ環境やものづくりができます。そうして生み出した作品を芸術家のように喜べる醍醐味もあります。その上、東大でこの分野を勉強することは、世界的に最も優れている人々に出会い、最も良い実験環境が使えるということです。時間とともに興味が移り変わっても、多様な研究ができる電子・情報系学科では、テーマを変えながら、やりたいことを追いかけることができます。
出浦 桃子
出浦 桃子
電子・情報系の大きな魅力は2 つあると思います。1 つは「教職員が学生と気さくに接してくれること」です。熱心で優しい方ばかりなので、気楽に質問しても熱心に対応してもらえます。もう1つは「数学・物理・化学の知識を融合・活用し、大きなものから小さなものまで扱えること」です。電子1 個から宇宙までを扱い、テラやフェムトの単位を同時に使う学科はそう多くないと思います。私は電子の世界に興味を持ち、電子・情報系に進学しました。電磁気もプログラミングも苦手なままですが、毎日の研究生活を楽しんでいます。電子・情報系で学ぶことは、現代の科学技術社会を支える重要でやりがいのある学問であると実感しています。やる気のある後輩をお待ちしています。
高橋 功
高橋 功
「電気・電子は時代遅れ? -とんでもない!」今、電子・情報系の出身者は幅広い職種で必要とされています。将来、一流の研究者やビジネスマンと戦う諸君に、最先端技術に関する広範かつ専門的な素養は欠かせないもの。それを身に着けることができる。これはこの学科の一番の「強み」であると思います。駒場時代、研究したい分野が見つからず、漠然と電子・情報系学科の情報系コース(Aコース)に進学。しかし、学部の授業で環境・エネルギー問題に関心を抱くことが多く、大学4年次の卒論研究室はエネルギー系(B2コース)の研究室に所属しました。卒論では燃料電池に必要な水素の着火モデル解析を行い、また修士では送電の高効率化に欠かせない高電圧機器の絶縁対策のため、沿面放電プラズマの特性調査に没頭しました。デバイス設計から核融合・宇宙開発まで電気電子技術および研究室の多様さに、諸君もきっと圧倒されることでしょう。現在は科学技術政策を扱う官庁に入省して、日々雑用に揉まれながら日本の未来を考えています。「科学技術で日本の未来を明るくし続ける。」この国の成長のエンジンである電気電子技術を学んだからこそ、なおさらにそう思う今日この頃です。
西川 勝也
西川 勝也
本郷では、慣れ親しんだ「勉強」に加えて「研究」というオリジナルな作業が求められます。そのための動機付けに始まり、論理の組立て、その検証の仕方を考えることまで含まれます。この「新しいこと」には、理論的な発見、応用面での進歩、経済的な効果など多くの側面があります。これに自分自身の興味を加えられるかどうかが、学科選びの基準にするべきところだと思います。修士課程に在学中、私はドイツに留学しましたが、当地では日本の技術に対する評価は非常に高く、逆に日本の研究環境の素晴らしさに気付かされることが少なくありませんでした。留学に当たって電子・情報系の先生方には、受入先の紹介から語学の個人授業に至るまで、信じられないほどのサポートをいただきました。ぜひよく迷って、良い選択をしてください。
入江 寛
入江 寛
私は、電気工学に大した興味もないまま進学してしまいました。進学した当初、暗いというイメージや、つまらないという意識を持っていたのは事実です。しかし、今ではこのような気持ちは全くなく、この学科が大好きで、毎日真剣にエネルギー問題に取り組んでいます。その理由は、勉強していく中で、電気工学の社会に対する影響が非常に大きいということに気づいたこと、指導教員を始め、先生方との距離がとても近く、やる気になった私を温かく見守ってくれているということに尽きると思います。本当にこの学科に進学して良かったと日々実感しています。この学科に来れば、必ずあなたたちのやりたいことを見つけることができます。是非この言葉を信じて進学してください!
松井 壮介
松井 壮介
私は進学振り分けの時点でどの学科に進学したいという希望を持ってはいませんでしたが、最終的に電子・情報系に進学することに決めました。数ある学科の中から電子・情報系を選んだ理由は、「何でもできること」でした。電子・情報系では今の社会を支えるエネルギー、IT、エレクトロニクスなどの幅広い技術の中から好きなことを学ぶことができます。また、進学振り分けの時点ではA・Bコースのどちらかを選ぶことになりますが、4年次の卒業論文の研究室は自由に好きな研究室を希望することが可能です。したがって、私のように特にどの分野に進学したいという強い希望がない人には電子・情報系はぴったりだと思います。もし迷っているようでしたら,電子・情報系を考えてみてはどうでしょうか?
北村 圭吾
北村 圭吾
私が大学に入って2年間という時期はYouTubeやmixiが流行りはじめ、コンピュータをぐっと身近に感じていた時期でした。このブラックボックスがどのように動き、またどのような可能性を秘めているか本気で知りたくなったのが電子・情報系に進学を決めた理由でした。現在は人の日常体験をすべて記録しようというライフログという研究を行っています。人間の生活と情報技術を密接に結びつけることで、社会が抱える様々な課題を今までにないアプローチで解決できるのではないかと考え、毎日試行錯誤しています。工学や技術を使って社会をより良いものにしたい、といった志のある人にはきっとはまれる研究があると思います。ぜひ電子・情報系で学ぶことを検討してみて下さい。
金子 昌賢
金子 昌賢
私が電子・情報系に進学したのは、現在の情報技術に日々不満を感じており、技術の発展を待つよりいっそ自分自身で情報技術の発展に貢献したいと思ったからです。現在は極微小な光を用いた超高速情報記録に関する研究を行っており、自ら新しい技術を開発する現場にいるという自負と喜びを感じています。進学振り分けを控えている方にアドバイスをさせて頂くとすれば、ひとつは駒場でしっかりと勉強することです。駒場での成績が良くないと希望する学科に進学できないかも知れません。また、自分の進路がある程度定まったらその学科の情報を能動的に集めると良いでしょう。例えば、興味を持った分野の研究室に積極的に見学に行ってみたり、ちょっと勇気が要りますが暇を見て本郷キャンパスの講義に忍び込んで、雰囲気を垣間見てみるのも良いのではないでしょうか。
山戸 一郎
山戸 一郎
「なんでこの結果からそう言えるの?」田中研究室に配属され、卒論のための研究を始めた九月頃、私が研究室の先輩に言われて一番印象に残っているのがこの言葉です。卒論のための実験結果を研究室内のミーティングで発表した際、この問いに答えられず、煮え湯を飲まされるような思いをすることがしばしばありました。しかし、これはよく考えてみると、自身の勉強不足であったり、考察不足によるものでした。その意味で、「学部生が論理の筋道さえしっかりと通っていれば、院生と対等に対等に議論できる」と実感できたことが、私がこの学科で学んだことの中で一番印象に残っていることです。電子・情報系の研究室はどの研究室も積極的に議論を行える環境だと思います。「私は絶対に先輩に負けないぞ!」という気概のある方はぜひ、電子・情報系の門戸を叩いてみてください。
伊藤 俊夫
伊藤 俊夫
進学振り分けの時は、計数工学科や機械情報工学科など、他の情報系学科と迷いました。その中から電子・情報系学科を選んだのは、回路やデバイスを含めたシステム全体の横断的な知識を学べると考えたからです。実際、電子・情報系では2年冬学期や3年生の間はコースに関係なくほぼ共通したカリキュラムで電気・電子・情報・通信に関する講義や実験を行います。このような特色を反映してか、電子・情報系には様々なバックグラウンドを持った人達が数多く集まっています。特に4年生になって卒論に取り組む段階では、自分と全く違うスキルや考え方を持った人達と議論することは非常に面白く、研究をする上でもきっとプラスになると思います。
谷田 英生
谷田 英生
私は大学入学後、ロボコンサークルRoboTechで昔から好きだった電子工作・プログラミングをしていました。RoboTechの電子・情報系の先輩の様子や、進学後も興味あることを自由に選んで学べそうということから、電子・情報系に進学しました。卒論で指導して頂いた先生からも、「修士で就職する場合は過去に行っていた研究内容はそれほど問われないので、興味があることに自由に取り組めば」とアドバイスを貰いました。私は卒論ではメディア技術に関する研究を行っていましたが、院生となるこの春からはLSI設計支援システムの研究に携わります。いろいろな分野を勉強して、広い視野から問題に取り組めるエンジニアになりたいと考えています。
榎並 楠峰
榎並 楠峰
みなさんはどのような判断基準で学科を選ぶのでしょうか?私は科学技術の素養がある立派な商社マンとして世界で活躍したいと考えていました。そのため現代の科学技術に不可欠な電気を扱う本学科に進学しました。進学後の特徴は,数学や物理などの基礎知識から通信ネットワークなどの専門知識まで幅広く学習でき,40 弱もある研究室から自分の興味に合致した場を選ぶことができる点だと思います。さらに知識のみならず、実験で養われるチームワークや発表で鍛えられる人前で論理的に話す力など、社会で活躍するために必要な基礎力も大いに身につきました。「どんな場でも活躍できる人間になりたい」と考えている人には是非本学科を選んでいただきたいと思います。
林 泰子
林 泰子
私が電子・情報系学科に進学した理由は、ものづくりもプログラミングもできる学科だと思ったからです。単純にプログラミングだけをするのでは何か物足りない、触れて確かめられるものが作りたいというのが大きな動機でした。実際に進学してみるとその忙しさに目が回りそうな生活が待っています。学習の範囲が広いため、学ぶことが多いのです。特に3年生は平日は実験や授業で朝から晩まで学校に、土日はレポートを書くためにつぶれます。それでも屈せず学校に行くのは、そこに友達がいるからです。多くの授業を共にする学科の友人は才能にあふれ、おしゃべりするだけで楽しいものです。多くの友人を作れる、これがこの学科のよいところだと思います。今年卒論を書くことになりますが、今までの忙しさの分、学習が生かされるような気がしています。実のある研究をしたいと思います。
岩本 藤行
岩本 藤行
私はもともと工学部志望だったのですが、機械か電子・情報で迷っていました。先輩の話やガイダンスを聞いて、なんとなく量子力学を使いそうな電子・情報系に惹かれ、最終的に進学を決めました。いざ入ってみるとプログラミング、量子力学、エネルギー工学の講義があり、その守備範囲の広さに驚きました。座学だけでなく、3年生から始まった学生実験も多様さにあふれていました。パワエレ、プラズマをやり、pn接合ダイオードを製作し、マイコンを組み立ててプログラミングするような学科は他には無いでしょう。刺激的な実験ばかりでした。今は、自動車がコンピュータで制御され、冷蔵庫もインターネットにつながるようなエレクトロニクスの時代です。しかしそれに従事する技術者の努力はあまり意識されず、大部分の人々はその恩恵を享受しています。将来どの分野の職業に就くとしても(ちなみに電子・情報系は就職には強いようです。)、電子・情報系に来てエレクトロニクスの構造を勉強することは大変意義深いことだと思います。
布施 数元
布施 数元
私が電子・情報系へ進学しようと思った理由はとても就職に強い学科だと聞いたからです。そもそも私が理系に進学しようと思った理由は「大学に行くならそこで学んだことが多少なりとも将来的に直接生かせる方面へ進もう」と思った事が始まりでした。そんな私にとって就職に有利な学科というのはとても魅力的に思えたのです。実際に電気系の授業を受けてみると、電気工学、電子情報、電子工学とさまざまな分野の授業があり、その中で特に興味がを持てるものが見つかるはずです。また、実験もとてもダイナミックな実験装置を用いたり、普段入ることができないクリーンルームに入ることができたりと電気系ならではの楽しさがあります。さまざまな体験ができ、且つそれが将来へとつながる電子・情報系学科はとても魅力的だと思いませんか?
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