東京大学工学部 - 電子情報工学科・電気電子工学科

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現役学生の声

めちゃくちゃデキる人が、撃沈!?得意分野が研ぎ澄まされる1年間

進学振り分けは、誰もが迷う分岐点。
電子情報系学科を選んだ先輩たちの選択基準は何だったのでしょう。
そして密度の濃い1年間を乗り越えた後に得たものは?
学科を代表して、五月祭の学科展示に向け精力的に企画運営を進めている3年生4人に聞いてみました。

プログラミング未経験でも大丈夫

Q. 電子情報系学科にどんな印象を持ちましたか?

森澤::僕はプログラミングの勉強がしたくてこの学科を選んだんです。でも電磁気にも興味があって、電力会社にも入れそうなほどなので(笑)、どちらも学べるのがいいなと。

ハン::この学科には、情報系が得意な人もいれば私みたいにもっとハードよりの興味を持つ人もいる。その両方が学べるのがいいですよね。

西田::僕は情報系を志望したらプログラミングばかりやるのかと思っていたけれど、回路など他の分野の授業もとらなきゃいけないとあとで知りました。

山田::僕はここに進学するまでプログラミングが全くできなかったんですが、それでも問題なくやっていけるカリキュラムになってるんです。3年生のうちに学科全員がITエンジニアのアルバイトができるくらいのプログラミング力を身につけましたから。類似の理学部情報科学科などはばりばりプログラミングできる人が多くて、専門を深く掘り下げていくイメージですけど、ここでは幅広く学べる。

ハン::物理系はまだものづくりという縛りがあるけど、情報系は本当に自由に学べます。4年次に選ぶ研究室も、3年次のコースに関わらず情報系でも物理系でも自由に選択できる。

山田::これを学ばないとダメという枠がないんですよね。いま電気や情報と無縁の分野は存在しないんじゃないかと思うほど社会に欠かせない存在になっていて、関連産業の裾野がすごく広いから、自分の将来を考えるときも幅広い選択肢がある。教授陣もみんなが自分だけの専門を持っています。特に電子デバイス系の教授陣はたぶん世界最強だと思う。

西田::実験の課題でも、面白いものをつくれといわれる。オンリーワンを求められますね。

苦手な分野が自然淘汰される

Q. 学習はハードになりましたか?

ハン::実験中心の生活でレポートも多いけれど、他の学科と違って定時にしっかり終わる分、楽ですね。1年間たくさんの実験をやったけど、他の大学と比べれば東大は座学が比較的多い気がします。理論をしっかりやるという先生が多い。

西田::僕は最初かなり戸惑いました。学科の授業が始まったら、あまりやってこなかった数学物理がどんどん出てきて、ついていけるのか? って。2ヶ月ほどなんとかやっていくうちに慣れましたけど。

ハン::工学部はどの科も3年の4月から怒濤のような毎日だから。

山田::この学科は学生の専門性が高いので、ある科目でめちゃくちゃデキる人が現れてびっくりするんだけど、別の科目でその人が撃沈していてまたびっくりする(笑)。特に2年の冬学期はこれだけ幅広い分野を一通り学ぶので、拒否反応が出ない人はいませんよ。

森澤::各科目の上のレベルだけ見ると凹むから、周りを気にしちゃダメ(笑)

山田::この学科って、不可をとっても他の学科のような追試がないんです。不可をとる=その分野には進まないということになって、幅広い科目の中から苦手な分野が自然淘汰されていく。

西田::いろいろやって得意な分野を選んでいけばって、先生にも言われました。

ハン::やりたいことって小中高大学と変わるものだから、いろいろな選択肢があるのはいいですよ。

西田::3年生も後半になると、幅広く学んできた知識がリンクしてきて面白くなりますね。他のいろいろな分野とつながってくるところはこの学科ならではの魅力だと思います。

ハン::ものづくりなどはっきり目的を持っている人も、寄り道して目的以外のことを幅広く学べる良さがありますね。

自分から動かなければ得られない

Q. 学科内の雰囲気はどうですか?

山田::先生の教え方が丁寧になった気がします。先生も学生も、自分の好きな分野について楽しそうに語る人が多い。

森澤::同じ学科の人たちとは休み時間に話すことが情報機器の話題ばっかり(笑)。新しいスマホがどうだとか・・・似た者が集まったなという感じです。

ハン::うちの学年はあんまり学生同士のつながりが強くないという評判があったけど、五月祭の準備のおかげで雰囲気が変わってきましたね。企画の中心になっている西田くんや山田くんなどは顔も知られるようになって。

山田::学科展示の企画を立ち上げて、人を募って、関連サークルにも声をかけて。

西田::学科130人いたら得意分野が130人みんな違うので、役割分担ができます。院生の先輩たちとも五月祭の準備を通じてつながりができました。

ハン::私も五月祭の活動でみんなに結構覚えてもらった気がします。やっぱり自分から動かないと人との関係は得られないんだって実感しましたね。特に私は日本での人間関係がほぼゼロの状態で留学したので切実でした。

山田::みんな草食系で、こっちから声をかけると動いてくれるけど、自分からは手を挙げないですよね。

森澤::「やるでしょ?」って言わないと来ないですね。

ハン::やればできるのにどうも動かない。この学科に限らず東大全体がそうなのかも。

西田::留学生の人たちを見ていると、もっと自分もがんばらないとって思いますね。去年の五月祭は軽い気持ちで参加したけど、今年は個人的にやりたいことができたからがんばります。

山田::西田くんは闘将と呼ばれる熱い人ですから(笑) 思いを熱く語って周囲に呼びかけてくれています。

西田::自分からやりたいと思うことが大事ですよね。僕も自分でやってみるまでわからなかったけど、いざ動いてみたら周囲の先生方までサポートしてくださるようになりましたよ。

ハン::他の学科の展示には負けたくないですね!

 

[2011年3月]